ひろっきーの思考 Hirokky’s thoughts are here.

英語、ビジネス、アイデア、自然、インテリア、アート、日本文化など今まで知り得た無駄な知見から思うこといろいろ。実験的に。思うがままに。I’ll experimentally write a blog about English language learning, Business, Idea, Nature, Interior deco, Art, Japanese culture.

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日本人の第二言語習得(英語習得) "Second language acquisition for our Japanese"

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Hello! This is Hirocky. How do you do today?

こんにちは、ひろっきーです。

 

本日のテーマは日本人の第二言語習得(英語習得)について。

今まで蓄えてきた、役に立つかどうか分からない知験から。

 

普通は日本に生まれ­ると、日本語を覚えることができる環境がほぼ自動的にあって、義務教育のおかげもあり、日本語の運用ができるようになります。有難いですね。日本は江戸時代の頃から識字率はダントツに高かったそうです。ちなみに2018年時点では99%になっています。

 

ちなみに世界の識字率は、Worldatlas / Literacy Rate by Country(updated September 14, 2018)によると、フィンランド、バチカン市国、ルクセンブルク、ノルウェー、北朝鮮、ポーランド、キューバ、ロシア、ラトヴィアなどバルト三国など26カ国が100%。日本は42位です。この数字ちょっとショック。。。

www.worldatlas.com

 

さて、日本語は漢字・ひらがな・カタカナが混じっている世界で最もむずかしいとされる言語の一つです。英語はアルファベットの26文字です。


日本語の周波数帯は125~1500ヘルツぐらいまでの比較的低くて狭いといわれている帯域で、アメリカ英語の1000~4000ヘルツ、イギリス英語の2000~1万2000ヘルツと比べると異なる層にいます。

 

日本語は母音優勢言語で文字にはa,i,u,e,oがついています。つまり、"お母さん"がベースになっています。英語は子音優勢言語で母音がつかない文字も多く、日本語にはない発音もあります。

 

日本語の語順は動詞が最後なので結論が後にきますが、英語は主語の次に基本的に動詞が続くので、結論が先です。

 

日本では、大雑把に言うと稲作文化の上に日常生活が形成されてきたので、季節になると人が田畑に入って黙々と農作業をこなしてきました。「だれが何を言わなくても、やることは分かるでしょ?」という思考です。極端に言うと、あまり具体的に伝えなくてもお互いにコミュニケーションできる文化でした。

 

欧米では町の中心に広場ができます。色々な方向から広場に人が集まってきて、そこでは、自分が何者であるかをまずは話すというコミュニケーションが始まります。自分が何者で何を考えているかが大切!という思考です。極端に言うと、自分を主張してはじめてコミュニケーションがスタートします。

 

このように日本語と英語はまるで似ているところがなく、言語を話す時の思考も違います。言語間に距離があってほぼ対極にある感じです。

 

それゆえ日本人が英語を習得するには、普通は苦労するし、時間がかかる。

 

先日、言語を研究しているある大学教授と話をしていました。残念ながら現段階では、短時間で英語を取得する方法はないのだそうです。

 

しかしながら、日本人はこれだけ難しい日本語を使える訳ですから、これは相当なアドバンテージと言えます。現在の国際言語は英語なので学ぶ必­要はありますが、日本語を話すことができるという自信と誇りが、実は、日本人が他言語取得する際に大切な要素なんです。

 

同じように外国人が日本語を学ぶのにもかなり苦労します。日本語を学ぶ方が大変だと思うのですが、日本に来ている外国人は割としっかり日本語を話せている印象を受けます。6ヶ月程の短期間で習得した人たちもいて、それはスゴイと思うわけです。テレビ東京の「YOUは何しに日本へ?」を見ても笑、日本語を話している外国人はたくさんいます。

 

 

でも、外国人が日本語を割とすぐに話せるのはなぜなのか?

 

 

これは頭の良さではなく、日本人の思考と精神性を考える必要があります。

 

日本にいると、言葉はきれいに話さなくてはいけないという意識が刷り込まれています。日本語は、山の手言葉を基本とした標準語がベースになっています。人前で話すときもどんな言葉を使うかを周りからみられるので、より、「正しく話さなくては!」といつも言葉について考えています。

 

外国では、まずは何をしたいのかを伝えるという意思表示が初期は大切なので、とりあえず話します。語弊を承知でいいますと「文の正確さ」は後回し。話している間に修正していけば問題ないと考えています。

 

世界では約4人に1人が英語を話しています。ネット社会になってから文字情報のスピードも格段に早くなって、友人同士の個別最適化された英語も発生(スラングなど)。インド英語、シンガポール英語、中国英語などローカル毎にも英語は独自の進化をしており、一体、正しい英語ってなんなんだ?という世界の現実があります。

 

英語に関して、日本人は、 “まずは正しさよりも意思を伝えること” を考えれば大丈夫です。それから次の扉が開きます。

 

 

日本人が第二言語習得(英語習得)をする時には、まずは精神的なものを取り外す。

 

 

それでは、またです。

弥栄。

 

Well then, till next time. Let there be prosperity!